近年、写真撮影において、より高度なライティング技術が求められるようになっています。
その中で、手軽に本格的なライティングを実現できるツールとして注目されているのが、モノブロックストロボです。
今回は、モノブロックストロボの概要からメリット・デメリットまで、その特徴を解説します。
目次
モノブロックストロボとは
一体型構造で持ち運びやすい
モノブロックストロボは、電源部と発光部が一体化されたコンパクトなストロボです。
従来のジェネレーター式ストロボのように、電源部と発光部が別々のユニットになっているものとは異なり、一体型であるため持ち運びが容易で場所を選ばずに撮影できます。
さらに、重量も比較的軽く、長時間の手持ち撮影でも負担が少ないというメリットがあります。
また、様々な撮影環境に対応できるよう、頑丈な設計が施されている機種も多く、アウトドアでの撮影にも安心して使用できます。
そのため、多くのフォトグラファーから支持を集めているのです。
電源と発光部が一体化しているのが特徴
モノブロックストロボの最大の特徴は、電源と発光部が一体化している点です。
そのため、複雑な配線や複数の機器を接続する必要がなくなり、セットアップが非常に簡単になります。
撮影現場での迅速な準備と効率的な撮影ワークフローを実現できるため、プロのフォトグラファーや時間効率を高めたいアマチュアにも最適な選択肢と言えるでしょう。
また、一体型であることで、機器全体のコンパクト化にも繋がっています。
このコンパクトさは、持ち運びや収納の面でも大きなメリットとなります。
ジェネレーター式ストロボと比べてコンパクト
ジェネレーター式ストロボは、電源部と発光部が別々に設置されるため、モノブロックストロボに比べてサイズが大きく、持ち運びに不便な場合があります。
一方で、モノブロックストロボはコンパクトで軽量なため、スタジオ撮影だけでなくロケーション撮影にも適しています。
特に、狭い場所での撮影や機材の持ち運びが重要な撮影現場では、そのコンパクトさが大きな利点となります。
さらに、設置スペースの制約がある場合でも問題なく使用できるため、柔軟な撮影スタイルを実現できるのです。
バッテリー駆動でロケーション撮影に最適
多くのモノブロックストロボはバッテリー駆動に対応しており、電源供給の制約を受けにくいのも大きな特徴です。
コンセントがない屋外での撮影や、電源容量が限られる場所でも自由にライティングをコントロールできます。
バッテリーの持続時間は機種によって異なりますが、予備バッテリーを用意することで長時間の撮影にも対応可能です。
加えて、バッテリー式であることで、電源コードによる制約を受けずに、より自由度の高い撮影が可能になります。
これにより、場所を選ばない柔軟な撮影を実現できるといえます。
モノブロックストロボのメリットとデメリット
ライティングを簡単にコントロールできる
モノブロックストロボは、出力調整や発光時間の制御が容易で、被写体へのライティングを細かくコントロールできます。
直感的な操作性を持つ機種も多く、初心者でも使いやすいのが特徴です。
例えば、光量を調整することで、被写体の陰影を強調したり、柔らかな光で包み込んだりと、様々な表現が可能です。
また、多くの機種はワイヤレスでの発光制御に対応しており、離れた場所からの操作も可能です。
これにより、より自由度の高い撮影が可能になり、クリエイティブな表現の幅が広がります。
豊富なアクセサリーで表現の幅が広がる
モノブロックストロボには、様々なアクセサリーが用意されています。
ソフトボックスやアンブレラ、ストロボスタンドなど、アクセサリーを組み合わせることで、光の質や方向を自在にコントロールできます。
これにより、被写体の魅力を引き出すための、より繊細で洗練されたライティングを実現できます。
例えば、ソフトボックスを使用することで、光を拡散させて柔らかな印象にしたり、アンブレラを使用することで、光を反射させて広範囲を照らすことができます。
このように、アクセサリーの組み合わせを変えることで、様々な撮影スタイルに対応することが可能なのです。
出力調整幅が狭い場合もある
モノブロックストロボの中には、出力調整の幅が狭い機種もあります。
そのため、撮影条件によっては必要な光量を得ることが難しい場合も考えられます。
特に、広大な空間での撮影や高感度撮影においては、十分な出力を確保できる機種を選ぶことが重要となります。
機種を選ぶ際には、出力調整幅だけでなく、ガイドナンバーも確認することが重要です。
事前に必要な光量を把握し、適切な機種を選択することで、撮影の失敗を防ぐことができます。
バッテリーの持ち時間に注意が必要
バッテリー駆動のモノブロックストロボは、バッテリーの持ち時間に注意が必要です。
長時間使用する場合は、予備バッテリーを用意しておくか、ACアダプターを使用する必要があります。
バッテリー残量が少ない状態で撮影を続けると、突然電源が落ちてしまう可能性があり、撮影に支障をきたす可能性があります。
そのため、撮影前にバッテリー残量をしっかりと確認し、必要に応じて充電または予備バッテリーの準備を行うことが大切です。
また、撮影中はこまめにバッテリー残量を確認することで、予期せぬトラブルを防ぐことができます。
まとめ
今回は、モノブロックストロボの特徴、メリット、デメリットについて解説しました。
コンパクトで持ち運びやすく、バッテリー駆動でロケーション撮影にも最適なモノブロックストロボは、写真撮影において非常に便利なツールといえます。
しかし、出力調整幅やバッテリーの持ち時間には注意が必要です。
自身の撮影スタイルやニーズに合った機種を選ぶことが、より効果的な撮影を実現する上で重要となります。
そのため、購入前に様々な機種を比較検討し、最適な一台を選ぶことをおすすめします。
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