動画を撮影するとき、ジンバルを使えば手ブレを抑えられると考える人は多いでしょう。
確かに機材の性能は心強い助けになりますが、歩き方を誤ると安定した映像にはなりません。
特に撮影中の歩行は、映像の印象を大きく左右する要素です。
機材に任せきりにするのではなく、歩き方を工夫することでより滑らかな仕上がりが得られます。
ここではジンバル撮影における歩き方の基本と実践のポイントをご紹介します。
目次
ジンバル撮影で歩き方が重要な理由
歩き方によるブレの発生原因
撮影中に足を強く踏み出すと、その衝撃がジンバルを通して映像に伝わります。
特に上下動が大きい歩き方はブレの原因となり、安定感のない映像になりやすいです。
つまり、撮影中は普段の歩行とは違う動作を意識することが求められます。
映像の質に直結する歩行の安定性
歩行が安定していると、ジンバルの性能を最大限に発揮できます。
わずかな揺れの抑制だけでなく、流れるような滑らかさが生まれ、プロの映像に近づきます。
安定した歩行は、被写体の印象をより鮮明に引き出す効果もあります。
初心者がやりがちな誤った歩き方
初心者は大股で歩いてしまったり、普段通りに早足になることが多いです。
これではジンバルが吸収しきれず、映像に細かな振動が残ってしまいます。
まずは意識的に歩行を調整することが必要です。
ジンバル撮影で安定した歩き方を身につけるコツ
膝を使ったスムーズな歩行法
膝を軽く曲げて歩くと、足の動きがクッションのような役割を果たします。
上下の衝撃が和らぎ、カメラへの影響を抑えられます。
自然にリズムをつけることも安定感を高めるポイントです。
歩幅を小さく保つステップの工夫
歩幅を狭めると体の揺れが少なくなり、映像の安定度が増します。
大股ではなく小刻みに進む意識を持つことで、シーンの繋がりがよりスムーズに感じられます。
特に狭い場所での撮影に有効です。
上下動を抑える意識の持ち方
頭の高さを一定に保つイメージで歩くと、上下の揺れを大幅に軽減できます。
まるで床を滑るように動くことを意識するのが効果的です。
撮影中は「重心を落としたまま進む」ことを心がけましょう。
実践的な練習方法
自宅や屋外で短い距離を繰り返し歩き、映像を確認するのが効果的です。
自分の歩き方の癖を客観的に見直すことで改善点が見えてきます。
最初はゆっくりと練習し、慣れたらスピードを上げて応用すると良いでしょう。
Ryuki Design STUDIO【Fスタジオ】
鋳物工場跡をリノベーションした廃墟スタジオです。
当時の雰囲気をそのまま残した、造作では作れないリアルさを味わえます。
スモーク発生機やブロアー、水撮影OKゾーンも完備し、多彩な撮影をお楽しみいただけます。
撮影スペースも広いので、人数問わずご利用できるスタジオとなっています。
◎アクセス
Fスタジオ
〒544-0031 大阪府大阪市生野区鶴橋3-5-55
まとめ
ジンバル撮影で滑らかな映像を得るためには、歩き方そのものが大きな鍵を握ります。
膝を柔らかく使い、歩幅を小さく保つことで衝撃を抑えられます。
さらに、上下動を意識して抑えることで、ジンバルの性能を引き出しやすくなります。
普段の歩き方を変えるのは簡単ではありませんが、練習を重ねることで確実に安定した映像に近づけます。
小さな工夫を積み重ねることが、撮影の完成度を高める近道となります。
