ウィッグで理想のヘアスタイルを叶えるためには、自然なボリューム感とふんわりとした質感が欠かせません。
特に、その土台となる逆毛の立て方は、仕上がりを大きく左右する重要なテクニックです。
しかし、やみくもにとかしてしまうと、ボリュームが出ずに潰れてしまったり、逆に不自然にパサついてしまったりと、失敗してしまうことも少なくありません。
今回は、まるでわたあめのような柔らかな質感を生み出し、ウィッグの魅力を最大限に引き出すための、逆毛の具体的な立て方とそのコツを詳しく解説していきます。
目次
ウィッグの逆毛をきれいに立てる基本
根元から毛束をしっかりとかき上げる
ウィッグに自然で美しいボリューム感を与えるためには、逆毛を立てる際の根元へのアプローチが何よりも重要です。
まず、ウィッグの毛束を少量ずつ手に取り、コームを使って根元付近から毛の流れに逆らうようにして、しっかりととかし上げていきます。
この根元への丁寧なアプローチこそが、ウィッグ全体にハリとコシを与え、ふんわりとした「わたあめ」のような基盤を作り出すための鍵となります。
毛束を根元からしっかりと立ち上げることで、その後のスタイリングでボリュームを維持しやすくなり、自然な仕上がりへと繋がっていきます。
毛先に向かって徐々に力を抜いてとかす
根元でしっかりと逆毛を立てた後は、毛先に向かうにつれて徐々にとかす力を抜いていくことが、自然なボリューム感を出すための秘訣です。
根元に集中して逆毛を立てることで土台となるボリュームが形成されますが、毛先まで強くとかしてしまうと、不自然な束感やゴワつきが生じ、ウィッグ全体が硬く、重たい印象になってしまいます。
毛先に向かって力を抜くように優しくとかし進めることで、逆毛によるボリュームが毛先にかけて滑らかに繋がり、まるで自毛のような自然なグラデーションと柔らかな質感が生まれます。
表面の毛はとかさずに整える
逆毛を立てて土台となるボリュームを作り出した後は、ウィッグの表面に見える毛束を、逆毛を立てずに優しく整えることが、自然な見た目を実現するために不可欠です。
逆毛を立てた内側の毛束がしっかりとボリュームを支えている状態を確認したら、表面の毛束をコームや手ぐしで軽くとかし、全体のバランスを整えていきます。
この際、表面の毛をとかしすぎるとせっかく作った逆毛が潰れてしまうため、あくまで自然な流れを意識しながら、毛流れを整える程度に留めることが重要です。
これにより、逆毛のパサつきを抑え、滑らかな質感に見せることができます。
ウィッグの逆毛で失敗しないコツは?
整髪料は逆毛を立てる前に少量つける
ウィッグの逆毛をより綺麗に、そして持続的に仕上げるためには、整髪料の適切な使用が効果的です。
特に、逆毛を立て始める前に、ワックスなどのスタイリング剤を少量だけ毛束の中間から毛先にかけて馴染ませることが推奨されます。
つけすぎると毛がペタッとしてしまい、逆毛が立ちにくくなるため、パール粒大程度の量を指先に取り、毛束全体に薄く広げるように意識しましょう。
これにより、毛の絡まりが抑えられ、コームがスムーズに通りやすくなり、逆毛を立てる作業が格段にしやすくなります。
逆毛を立てた後にスプレーで固定する
逆毛を立てる作業が完了したら、そのボリュームと形状をしっかりとキープするために、ヘアスプレーによる固定が欠かせません。
逆毛を立てたウィッグ全体に、少し離れた距離から均一にスプレーを吹き付けます。
スプレーをかけることで、根元から立ち上がった毛がしっかりと固定され、ボリュームが潰れたり、スタイルが崩れたりするのを防ぐことができます。
これにより、一日中美しいボリュームを保ち、「グシャグシャになるだけ」といった失敗を回避し、まるでサロン帰りのような仕上がりを持続させることが可能になります。
強くとかしすぎない毛先まで逆立てない
ウィッグの逆毛を立てる際に最も注意すべき点の一つは、力加減を誤り、強くとかしすぎたり、毛先まで逆立ててしまったりすることです。
根元付近にボリュームの土台を作ることを意識し、毛先に向かうにつれて徐々に力を抜くことを徹底してください。
毛先まで逆立てると、ウィッグ全体が不自然にパサつき、束感が出てしまい、人形のような硬い質感になってしまいます。
適度な力加減で根元を中心に逆毛を立てることで、自然な動きと柔らかなボリューム感が生まれ、ウィッグ特有の不自然さを感じさせない、洗練されたスタイルが実現します。
まとめ
ウィッグで自然なボリューム感を出すためには、逆毛の立て方が鍵となります。
根元から毛束を丁寧にとかし上げてボリュームの土台を作り、毛先にかけては力を抜くことで、ふんわりとした柔らかな質感を生み出すことが大切です。
また、逆毛を立てる前に少量整髪料を馴染ませ、立てた後はスプレーでしっかりと固定することで、スタイルが崩れるのを防ぎ、美しい状態を長時間キープできます。
強くとかしすぎず、毛先まで逆立てないという点に注意しながらこれらのテクニックを実践することで、ウィッグの失敗例を回避し、どんなシーンでも自信を持って着用できる、理想のヘアスタイルを叶えることができるでしょう。
当社では、丁寧に立てた逆毛の質感や、こだわり抜いたウィッグスタイリングがより美しく映えるよう、光の方向や柔らかさまで調整できる多彩な照明とスタジオ空間をご用意しています。
せっかく時間をかけて作り上げた理想のヘアスタイルを、写真という形で最大限に魅力的に残せる環境を整えておりますので、ぜひ当社のスタジオであなたのこだわりを一枚の作品として輝かせてください。




