ウィッグのキャラクター表現において、生え際はそのクオリティを大きく左右する重要なポイントです。
キャラクターの個性や表情を豊かに再現するためには、自然でリアルな生え際作りが欠かせません。
前髪を上げたり、オールバックにしたりするスタイルでは、生え際が直接見えるため、その仕上がりが全体の印象を決定づけることもあります。
今回は、ウィッグの毛束やパーツを活用して、より自然で魅力的な生え際を作り出すための方法とコツをご紹介します。
目次
ウィッグの生え際作り方を知りたい
毛束を使った自然な生え際
ウィッグの毛束を活用することで、キャラクターの個性に合わせて、より自由で自然な生え際を作り出すことができます。
例えば、M字型の生え際を表現したい場合は、ウィッグの前髪部分から土台となる毛束を取り分け、額から2列目までを残して残りは後ろに流します。
この残した毛束を、作りたい生え際の形にカットし、裏側に肌色の布などを貼り付けて土台とします。
その後、毛束を額の中央から放射線状に貼り付けていくことで、自然な毛流れを持つ生え際が再現できます。
また、インナーカラーを表現したい場合にも毛束は有効です。
毛束を半分に折り畳む工程を繰り返して薄くし、なるべく細くなるように調整します。
これをウィッグ本体に手縫いで縫い付けることで、自然なグラデーションやインナーカラーの表現が可能になります。
接着剤を使用する際は、綿棒などを使って均一に伸ばすことが、毛束をきれいに貼り付けるためのコツです。
パーツで手軽に立体感を出す
生え際パーツやそれに準ずるものを使用することで、手軽に立体感のある生え際を作り出すことができます。
自作の生え際パーツを作る場合、まず毛束のつながっている部分をカットし、クリアファイルのような滑らかな素材の上に薄く並べます。
その上からハードスプレー(ケープなど)をまんべんなく、多めに吹きかけ、ドライヤーで温めてしっかり固めます。
これにより、毛束が一体化したパーツができます。
このパーツを適度なサイズに分け、ウィッグの生え際に貼り付けていきます。
貼り付ける際は、一度にすべてを貼るのではなく、何回かに分けて貼り付けるイメージで、生え際に沿って配置していくと自然な仕上がりになります。
ウィッグ本体の前髪の根元に軽くふかしを入れることで、より立体的な前髪の立ち上がりを演出し、パーツとの一体感を高めることも可能です。
ウィッグ生え際作りのコツとは
毛流れと接着のポイント
ウィッグの生え際を自然に仕上げるためには、毛流れと接着のポイントを押さえることが重要です。
毛束をウィッグ本体に貼り付ける前に、あらかじめ毛流れを整えておくことが大切です。
後から毛流れを変えようとすると、接着が剥がれてしまう原因になることがあります。
接着剤を使用する際は、綿棒などを活用して均一に塗布し、毛束を貼り付けた後は、接着剤が乾くまでダッカールなどでしっかりと固定しましょう。
また、パーツを貼り付ける場合は、一度にすべてを貼るのではなく、数回に分けて生え際全体に配置するようにすると、より自然な仕上がりになります。
ドライヤーやヘアアイロンで熱を加え、冷めるまで固定することで、接着した部分の毛流れをしっかりと定着させることができます。
カットで自然な仕上がりを追求
生え際の自然さを追求するには、カット技術が欠かせません。
作りたい生え際の形に合わせて毛束をカットする際は、M字型にしたり、額のラインに沿うように斜めにカットしたりすることで、よりリアルな印象になります。
毛束を貼り付けた後や、パーツを貼り付けた後も、すきバサミなどを活用して毛先を自然に整えることが重要です。
毛先がシャープになりすぎると不自然に見えるため、毛羽立たせないように注意しながら、丁寧にカットしていきましょう。
キャラクターの毛流れや、顔の輪郭に合わせて微調整することで、ウィッグ全体の完成度を格段に高めることができます。
まとめ
ウィッグの生え際を自然に仕上げるためには、毛束を巧みに使用したり、自作または加工したパーツを効果的に活用したりする方法があります。
毛束を貼り付ける際は、毛流れを整え、接着剤を均一に塗布することが大切です。
また、パーツを使用する際には、分割して貼り付けることや、ウィッグ本体の毛との馴染ませ方を工夫することで、よりリアルな質感を表現できます。
最終的な仕上がりは、カットによって大きく左右されます。
毛先を自然に整えたり、キャラクターの個性に合わせた形にカットしたりすることで、ウィッグのクオリティが一段と向上します。
これらのコツを掴むことで、キャラクターの魅力を最大限に引き出すウィッグアレンジが可能になるでしょう。




